あなたを最後にしたい

茶の間になれない若手俳優おたくのぼやき

ドリフェス初心者に伝えたいことがあるんだ

ドリフェス!というなかなか癖のあるコンテンツのオタクをしています。アイドル戦国時代の今世、私の周りにドリフェスを視聴している友達はごく数人です。こんなにいいアニメなのに…もったいない…

 

ドリフェスを履修していないオタクに向けたプレゼンを少しだけ綴らせていただきました。御一読頂ければ幸いです。

 

私はまず、友人にドリフェスというコンテンツを勧める時、アプリでもDCDでもリアルでもなくアニメの1期を勧めています。
はっきり言わせてもらうけど、ドリフェス!の1期(特に3話まで)は人を選ぶ作品だと思う。


この時代のアニメは、驚くほど声優ありきだと思う。
そしてその声優、ベテラン・中堅は当たり前に演技が上手いが、このご時世新人と言われる声優も演技がすでに出来上がった人がほとんどだと思う。
そりゃそうだよね、事務所に所属するのだって大変、アニメのキャラクターの声を担当するに当たってはとても高い倍率のオーディションを受けなければならない。声優という職業はデビューしたら即プロの演技が求められるのです。

そんなアニメ業界に事務所企画(アミューズ)のアニメにポッと出で出された素人5人!当たり前に下手だよ…頑張ってるけど違和感しかないよ……

自分自身1話見たとき、高校生の時からアミューズのおたくしてる私も「これはやばい。中の子が可愛い可愛いアミューズ所属俳優でも、おばちゃん辛い😭」って純粋に思ってしまいました。
しかも、1話は絶妙にアクの強いストーリー(某掛け合いなど)で正直私も戸惑った。

でもね、だからこそ、1期を見てほしいんです。
ここを基盤としてその先のストーリーそして彼らの演技を見定めてほしいから。

 

ドリフェス!はストーリーテンポが良い。王道のキャラクター成長系物語で、キャラクターに入り込めれば割と人を選ばない作品だと思っています。これはあくまでストーリー面の話。何故冒頭で3話までは人を選ぶと記述したかというとキャラクターに入り込む・感情移入するためには、やはりキャラクターに“違和感”があってはナチュラルに入り込むことができない。
ここで言う、“違和感”というのは作画であったり声優の演技であったり、たくさんの要素のなかで一つでも“違う”と感じることなのですが、上記で述べたようにドリフェスのメイン声優は素人であり、お世辞にもとても上手とは言えない。

では、何故私は感情移入し作品にハマることができたのか…… 考えてみました…
個人的見解ですがこの二つが大きかったと思います。

 

まず一つ、人間の耳って、慣れるんです。
1話の強烈な違和感も3話頃には慣れちゃって、下手だなあ〜って感情を抱くことは少なくなりました。

 

そして二つ目、耳が慣れる以上に、主にDDの5人の声優としての演技の上達が早かった。

彼らはアニメの他にアプリの収録もしているわけで、アプリはフルボイスなわけで…上手にならざるを得ないくらいアフレコしてるんです。
ですがアフレコももちろんだけれど、何より彼らの演技に対する向上心が回を重ねる毎に演技に乗せられている気がする。というか伝わる。
だから、自然と演技に対する違和感って消えちゃいました。

ここにたどり着ければ、あなたはもう、ドリフェス!のファンだ…

 

とは言っても、これはコンテンツにハマった人間な上にアミューズオタクの話なので、もちろん贔屓目がゴリゴリに出ている。
実際2期が現在地上波で放映中ですが、同じ時期に始まった新人男性声優が多く出演しているアイドルマスターsideMと比べたらやっぱり全体的演技面では劣っているのも確かです……100人に聞いたら100人が劣っていると答えるでしょう。(ここまで来てまさかのサゲ)

 

しかしドリフェス!は5次元(5次元については今は言及しません)…

よく友人に「1話見たけどやっぱり厳しい」
と言われます。そういう人沢山いると思います。最後にドリフェス!が5次元と言っていることを利点にした私なりの解釈を綴りたいと思います。

冒頭にも書きましたが、現代のアニメは声優ありきなところが大きいです。

そして魅力的なキャラクターデザインだったりと、この二つで視聴者に呼びかけ、アニメをとりあえず視聴させる手法が多いと思います(もちろんこれだけではありません。)

ドリフェスは人気原作があるわけでもなく、声優は無名。○花千○や、雪○うた○などの原案の時点でキラッキラのキャラクターデザインというわけでもありません。
しかしアニメーションの見方…“視点”を少しだけ変えてみてください。

 

2次元のキャラクターと3次元のアクター(声優)がストーリーを進めるごとに、一緒に同じ歩幅で成長していくアニメーションっていまだかつてあったでしょうか?演技、歌、ダンス(モーションも全て5人は実際に踊っています)その成長を私たち視聴者はリアルタイムで感じることができる。そんなアニメって今はドリフェスしかないと思います。

アニメを見るというよりドキュメンタリーを見るというように視点を変えると、きっとドリフェスに抱いた“違和感”は無くなると思います。

2次元と3次元の化学反応、ただの2.5次元ではないドリフェスならではの2次元+3次元=5次元の面白さこれを、もっともっとたくさんの人に感じてほしい。最近の声優ありきのアニメでは感じることのできない感動、ドリフェスにならありますよ!

そして推しのキャラクターに出会えれば、もうドリフェス!のオタクの完成です!

騙されたと思って1度見てみてください。きっと後悔はさせません!わたしがというより、彼らがさせません!


ちなみになんですが、比べる対象としてアイドルマスターsideMを出しましたが、私はsideMの現場系オタクでもありますので、どうかこちらのアニメの視聴もよろしくお願いいたします。

なんにせよアイドルって315超えてる(混ぜるな)

 

リアルについては余力があれば書きたいなあ…